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2020/09/26 21:42

担当の広瀬です。


まず、お知らせです。
数か月休業状態でした立川B2Fゲームズ店舗を10月最初の土日に再開予定とすることになりました(2020年10月3・4日)。
ただし、両日なのかどちらか1日だけなのかなど、まだ流動的です。
恐らく決定は直前にTwitterでの告知となってしまうと思いますがよろしくお願いいたします。
現在入り口横にオースマークのコーナーを設置中です。

*2020年10月01日追記
10月3日と4日はオースマーク発売記念として立川B2Fゲームズの臨時開店を行うこととなりました。
開店時間は両日ともに16時から20時までとなります。
体調には十分お気をつけてご来店ください。


さて、ご紹介の第四弾。
今回は発売まで1週間を切ったオースマークの特徴である国づくりについてです。

今までの記事はこちら。
第三弾


オースマークでプレイヤーが司る国は、キングダム・シートという形で管理されます。


なお、先日下記リンク先でオープンリソースとしてキングダム・シートのPDFを公開させて頂きました。
オースマークを遊ぶ際にご活用ください。
また、テストプレイを通して感じた部分を反映したカスタム版も同様に公開しております。

*この他にちょっとだけ便利なものとして版元のオスプレイゲームズがアーミープランナーという編成計算表を公開しております。
こちらは最低限の機能となり、マジックアイテムの計算や特殊なユニットの投入最大数制限などには対応しておりませんので、ご注意ください。

そして、本題に戻りまして。
上記の同心円がオースマーク内での国の抽象図となります。
初見ではこれが何かよく分からない。となっても不思議ではありませんが、ルールを知ると色々と味が出てきます。

真中の部分が首都、その周囲に層の形で領土が広がっていきます。
ルールブックには種族ごとの「地勢リスト」という表があり、その中に記載された土地をキングダム・シートに書き加えていくのです。
初めて王国を造る際には中心から4層目までしか領土を敷設できませんが、5層目については空白地帯として始まりゲーム開始後の戦争の結果で開拓ができるようになります。

中心の首都は治める種族を決定する必要があり、例えば人間の首都が建設されると、周りの土地には人間の土地が配置しやすくなります。土地土地には配置の難易度があり、それが低いほど首都近くに、高いほど首都から離れた外周部に、配置できるようになっています。他種族の土地配置は難易度が高くなるため、自然と外周寄りに配置されることになります。
人間がカタパルトを建設する土地「製材所」は3層から外側に置くことができますが、これを他種族が自らの王国に招致すると4層より外側にしか置けないといった具合です。
幅広い種族を集められる魅力も有りますが、一つの種族で国を統一するのにも実は土地の配置を決めやすいといったメリットがあるように見えるのは興味深いところです。


というわけでカスタム版のキングダム・シートの記入例(1500ポイント規模)がこちらです。



ドワーフを中心としながら、戦争相手の長所を見れば我がものにせずにはいられない貪欲な王の国。という設定で構築しました。
当初はドワーフのみで構成されていたところに、近隣のエルフを勢力に取り込んだ。という状態になっています。

実際のミニチュアで表すとこのような編成です。

主な出来事のページには、6月頃に行った小規模1000ポイントのテストプレイを記載させて頂いております。
あった方が楽しそうだなと付け加えた要素ですが、ゲームの結果をあえてストーリーという形で記録に残してみようという試みです。
ゲーム中に印象に残ったシーンなどを書いて頂けると後で見返して面白いと思います。



キングダム・シートの内容はキャンペーンゲームにも作用します。
敵に負け続けると自分の王国の土地を占領されてしまい、首都まで侵攻されるとゲームオーバーです。
土地が占領されてもそこから兵を出すことは可能ですが、占領下の兵は士気が下がり、ゲームで重要なアクティベーション値という能力値が悪くなります。
また侵攻は占領された土地からそこに隣り合った土地へと進むので、重要と思われる土地は離しておいた方がいいかもしれません。

キングダム・シートが織りなす戦いの模様を是非楽しんでください。



発売前のご紹介は今回で最後となります。
いかがだったでしょうか。
担当は個人的にこのゲームに新しくもなぜか懐かしい雰囲気を感じておりますが、お伝えできていれば幸いです。

さて、オースマークの原版では既に最初のサプリメントが発売されております。
そこには、追加のモンスター、数々の戦場を潜り抜けた部隊が鍛えられ成長するルールや、キャンペーンプレイの拡張ルールが盛り込まれているとのことです。
更に近日発売予定となっている2つ目のサプリではアンデッドの軍勢が追加され、併せてアンデッドのプラボックスもノース・スター社が準備中とのこと。

率直に申しまして、まだこのようなオースマークのサプリメントを日本語化できるかどうかは決まっておりません。
どうなるかはルールブックの勢い次第です。
皆様がオースマークを楽しんでいただくことが今後への何よりの後押しとなります。

よろしくお願い致します!

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