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2020/09/15 19:00

ミニチュア・ゲーム担当の広瀬です。


こちらは9月13日に発表させて頂いた新作「オースマーク」の関連ミニチュアとそのゲーム内での扱い方のご紹介とです。
いきなりこの記事でオースマークという名前を初めて知ったという場合は下記の記事を先にご覧いただければと思います。

【新規取扱いシリーズ】オースマーク【ご紹介】本編

10月2日に「オースマーク 日本語版」に合わせて発売しますのは主にプラミニチュアの箱商品と、メタルフィギュアのブリスター商品の2種となります。
ショップサイトには既に予約商品として並べさせて頂いております。

なお、オースマークはノース・スター社のニック社長が主体で始めたものらしく、ゲームルールに先駆け1年以上前から既にプラミニチュアは先行で発売されていたので、既に海外通販などで入手しているという方もおられるやもしれません。

英語のインタビュー記事ですが、ニック社長の興味深い一代記については下記ジョン・ウォンバトで(オースマークのミニチュアの今後の情報なども出ていたりします)。


画像は例として使用しますエルフ・ライト・インファントリーのボックスです。
内容物は30体まで組み立てられるプラスチック製スプールと25mm四角ベース(プラセメント系で接着できます)。
30体とは一斉を風靡しましたフロストグレイブおじさん20体入り箱の1.5倍組み立てが可能ということ。
ここら辺から、オースマークが大規模戦ミニチュア・ゲームというジャンルということが分かります。

プラミニチュアの箱商品はどれもゲーム内で対応する2種類以上のモデルが組み立てられるようになっています。
ライト・インファントリーならばエルフの「森番」もしくは「野伏」にあたります。
組み立てる種類の割り当てなどについては、ルールブックをよくご確認の上で組み立て頂くことをお勧めいたします。


オースマークのミニチュアにもおなじみのメタルフィギュアがございます。こちらはゲーム内でキャラクターと呼ばれる指揮官や隊長格のモデルとして用意されています。
画像はゴブリンの術者の狼騎乗バージョンと、ドワーフの王と術者と隊長(多分)の3体セットです。
なお、なぜか3体セットの各ブリスターにはベースが付属していないのでご注意ください!
MDF製の四角ベースの販売も計画中です。




というわけで、サンプルとしてエルフとドワーフで、それぞれキャラクターのブリスター1パックとプラミニチュア1箱分をフルに活用して対峙させてみた状態がこちら!



「王」、「術者」、「隊長」(ミュージシャンのモデルを適用しました)というキャラクター3体の構成はそれぞれ同じですが、エルフ側は「兵士」20体と「弓兵」10体に対し、ドワーフ側は「槍兵」10体と「弓兵」20体となっています。

双方の軍をゲームのオプション抜きの基本ルール(同じ勢力の兵だけで編成の状態)に照らしますと、エルフ側の総計1240ポイントに対し、ドワーフ側は962ポイントになります。
ご参考までに、ルールブックにはお手軽なゲームは550ポイント規模としているので、既にその条件をクリアしてますね。、
一方で、標準のゲームは2500ポイント規模と記載されていますので更なる増強が望まれます。

このブリスター1パックと1箱という同条件で、人間やゴブリンの軍を組み立てますと更に総計ポイントは下がります。
人間ならば約800ポイント、ゴブリンに至っては約700ポイント程度となります。

エルフ、ドワーフ、人間、ゴブリン(そしてオーク)、にはそれぞれ種族としての能力値差がありポイントコストにも反映されています。
種族間で共通する兵種も数多く存在しますので比較もしやすいです。例として槍兵1体のポイントコストという角度から見てみると、エルフ22ポイント、ドワーフ16ポイント、人間13ポイント、ゴブリン11ポイントという結果になります。
※ゴブリンには、オークという兄貴分が別種族ながら同勢力に存在するのですが、現在モデルの”正式な発売予定情報”が出ていない為話題は保留させて頂きます。なお、オーク槍兵は14ポイントで人間より高いです。

この状況を逆にとらえますと、同ポイントで揃える場合はゴブリン、人間、ドワーフ、エルフの順で戦場に投入できる兵士数は増えます。
一対一ではエルフになかなか勝てないゴブリンであっても、編成を工夫すれば2倍の数で挑むことも可能であり、そうなれば話も色々変わります。

また何より、上級ルールを用いてオースマークの特徴である国を創るところから始めれば、種族を超えた構成が可能となります。
エルフの脇をゴブリンで固めて寡兵の弱点を補強したり、あるいは攻撃の決め手は迎え入れたモンスター共に任せたり、などといった用兵もありえます。

思い思いの国と軍を楽しみ考えながら構築するのがオースマークの醍醐味です!
是非この楽しみ方を広げたいと思い日本語版出版を進めた次第です。


さて最後に、オースマークでのプレイヤーの国軍を織りなすミニチュアの規定についてご説明します。
皆様おなじみのミニチュアが乗るベースの大きさが、下記の4種類に分類されています。


画像の左から、
・25mm x 25mm
人間大かそれ以下のモデル(猟犬など)を表す基本となるベースです。
ゲームでは5体ごとに1列をなし、最大4列20体まで1部隊として機能できます。

・25mm x 50mm
主に騎兵が該当するベースです。
こちらも5体ごとに1列を形成しますが、最大列数は2列までとなるため1部隊では10体までしか組めません。

・50mm x 50mm
ここからは大型のモンスターや特殊な兵などに使われるベースとなります。
モンスターは隊列を組めません。しかし、オーガのように3体1列の隊列を組むものもいます。
ところで画像のサンプルはジャイアントウルフなどではなく、ドワーフの心強い味方である妖犬バーゲストです(ドワーフは騎兵が存在しない代わりにモンスターと仲がいいのです)。

・50mm x 100mm
ドラゴンやジャイアントといった超大型のモンスターや兵器に割り当てられます。
モンスターの場合は前述のように単騎となりますが、画像のカタパルトのような砲兵ユニットの場合は特殊で規定人数のクルーが随伴します(なお、エルフのみカタパルトが存在しません。代わりにバリスタを用います)。


上記のベースの規定に沿っていただければ、オースマークでも既にお手持ちの色々なミニチュアが活躍できるのでは、と考える次第です。手元にもう軍の中核となるようなファンタジーミニチュアがあるぜ!という皆さんはご参考までに。
ベースと部隊を効率よくゲーム中に動かすのに役立つムービングトレイの販売や、20mmベースを25mm変換するトレイ、NSミニチュアにご協力願いました大型モデル、なども色々と企画中です。
長くなってきましたのでまた別の記事のネタに回させて頂きます。

今回は以上です。

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